2016年10月30日日曜日

「明日の、入間川を考える」が開催されました。

10月22日(土)午前10時から『明日の、入間川を考える」と題して中央公民館第一ホールで、皆川健治氏の講座が行われた。参加人員は33名で、入間川に愛着を持ち古里として育った人達が、講師に積極的に質問やビジョンを延べ有意義な時間を過ごした。


入間川は石器時代、縄文時代からこの地の人々や生き物の命を育んできた。
都市の中央を大河が流れる数少ない土地柄です。
昭和中頃まで人と川とが共生していたがここ最近、入間川に親しむことが難しくなった。

ひとつは入間川に近づく道が少なくなってしまったことです。


もうひとつは外来種などの影響で生態系が変わってしまったこと。
埼玉県は水辺再生プランで遊歩道を増やしたり、魚道をつくり直したりして魚が往きしやすいようにしてきたので鮎を獲ってバーベキューができるような親しみ深い入間川を期待したいですね。


でもまだまだ入間川をもっとよくするために何をしたら良いか市民がいろいろなアイデアを出して議論することがとても大切だと思います。

2016年10月17日月曜日

新狭山北口商店街スカイロード祭り2016に出展しました。

10月16日(日)晴れ時々曇り

薄日の射すなかスカイロードまつりが行われ「さや環」はソーラーシャボン玉、お日様ほうじ茶、ソーラーミニカーなどで自然エネルギーの威力をPRした。またスマートハウスの紙細工に26名が、また環境クイズでは40名が地球環境問題について理解してもらった。

ソーラー発電でできるシャボン玉製造機から出てくるシャボン玉で遊ぶ子どもたち

狭山おもてなし計画の皆さんによる「お日様ほうじ茶」によるほうじ茶サービスは大好評でした。

テントの中では環境クイズやスマートハウスで地球環境の保全についての普及啓発が市民会話の中で新たな気付きを生みました。

クイズで答えを知るたび歓声を上げる子どもたち。


スマートハウスを作りながら省エネポイントを確認する子どもたち

そして昼過ぎ、にわか雨が降り、ソーラー発電の弱点を体験する場面もありました。

入間川で地曳網体験をしました。

10月14日(金)久しぶりの秋空の中で入間川小学校の5年生が地曳網体験をした。

入間川の地曳網漁は昭和30年代まで大変盛んでしたが高度成長期になって都市化が進み川の汚染が進むに連れ、漁を生業としていた人たちが少なくなってしまいました。こんな伝統漁法を今に伝えようと「さや環」の川分科会では入間川漁協のご協力を得て地曳網体験と合わせ、入間川に棲む生物観察を支援しました。



鎖の錘の付いた網を段々岸に近づけ狭めてゆくと魚が姿を現し、魚を追いかける子供たちの歓声が入間川に響きました。


子どもたちの共同作業によって鯉が次々に上りました。

「さや環」の伊藤さんによると鯉の中に大変貴重な日本古来種の「野鯉」がいることが分りました。大発見なのだそうです。

外来種もいました。下の魚はブラックバスです。


アユもいました。

生物観察をした後はみんなで入間川に返してあげました。

また来年も会おうね。

2016年10月8日土曜日

寄居町で環境最前線を学びました

9月26日(月)

NPO法人さやま環境市民ネットワークは西埼玉温暖化対策ネットワークと共催でエコバスツアーを企画しました。
参加者は45名、狭山市民を始め、川越、所沢、入間、坂戸、毛呂山の各市町から集まりました。

寄居町は国道254号の西側に埼玉県環境整備センターが、また東側には世界トップクラスの環境にやさしい自動車工場、本田技研工業(株)埼玉製作所寄居完成車工場があります。

午前中訪問した埼玉県環境整備センターは県内で発生した産廃や一般廃棄物の中間処理工場が多数進出し、最後に最終処理となる埋立場がありますが、埋め立てが終了した広大な敷地には2.6メガワットのソーラー発電がありました。この施設の管理運営を委託されている(株)サイサンの担当者の説明を聞きました。



同じく埼玉県立施設である農林公園で昼食をとりました。(寄居に隣接する深谷市)

ここでは農林業体験ができたり、農産物の直売や木工体験ができるなど農林業の振興を図る施設であることを館長さんから学びました。

午後から本田技研寄居完成車工場を訪問しました。

次世代のホンダ工場に最新の生産技術を発信するグローバルマザー工場という位置づけでコンパクト、高効率、高品質なものづくりを目指し、環境に最もやさしい車を、環境に最もやさしい工場から出荷するというコンセプトで工場設計がされていることを学びました。なかでも塗装工程の大幅な行程短縮に成功し、CO2排出を工場全体で20%削減することに成功し、このような革新技術を世界中の工場に技術移管してゆくマザー工場だそうです。この後バスで場内を巡回し、溶接工場と組立工場を見学しました。溶接工程では寸分の狂いなくテーチングされたロボットが次々に車体を組立ていました。また組立工場では従来作業員泣かせの重い部品取り付けなどはすべてロボットが組み立てていました。多くの肉体作業が知的作業に置換えられていました。

最後に全員で集合写真を撮りました。