10月18日(金)市民交流センター3F 第1ホールに滝谷紘一さんをお招きして「放射線と私たちの健康」と題して講演会を開催しました。会場は満員となり放射線と健康について、市民の関心の高さが伺えます。滝谷さんは放射性物質について基礎的なベクレルとシーベルトの考え方や関係を述べられた後、自然界の放射線と福島第一原発から発生した人為的な放射線とを比較されたり、発がんリスクが被曝量に比例しているデータ(広島、長崎の被曝生存者12万人の調査結果)から微量でも発がんリスクがあることを述べられたうえで、大事なことは「余計な被曝を避けること、極度の安心や極度の不安にならないこと」や自然界の放射線レベルや生活習慣と発がんリスクを参考にして生活されれば良いのではないかと述べられました。
質問では自分の健康状態が放射線と関係があるのではないかと云った質問や使用済み核燃料の貯蔵施設がないことについての質問など幅広い観点からの質疑であり活発な講演会になった。