3月11日(土)10:00~12:00 環境活動団体交流会が市民センター・コミュニティホールで開催されました。
中津川理事の司会で開会されました
石田代表理事より東日本大震災から12年目であること、コロナで3年ぶりの開催になること、様々な団体が、また若い世代から、環境問題について「同じテーブルで話し合って、情報交換、情報共有して発展につなげてください」とまたアダプトプログラムで市内各地で花植え活動もありますと挨拶がありました。
また小谷野市長からも行政として、ゼロカーボンに向けた新しい取組を進めていること、また身近なところでは「紙からデータによる情報交換を進めましょう」と仕事の仕方を見直す努力が求められました。
①この後、近年話題になっている「ナラ枯れ被害状況とその対応」話題提供が小川泰男理事からあり、その深刻さを共有することができました。多くの場合、放置しているとカシノキクイムシが繁殖するので伐採しないと拡散を防げませんが費用がかさむため個人所有の森は拡散が防げません。
②2022年度の中学生環境作文コンクールで最優秀賞に選ばれた小川結衣さんは動画を通じ、身近な学校給食で食べ物が残る現状を例に報告し、環境問題を考えるとどんな小さなことでも一人一人ができることしなければ環境問題は防げないと主張しました。
③西武文理大学で学ぶ塚越理人さんは甘泉教授の指導のもと、国連が進めているSDGs17の目標を学ぶことから始め、それぞれの目標の求めることを学び、皆に知ってもらうため、4コマ漫画にまとめる取り組みを報告しました。
④市民団体狭山まちづくリストの会からの報告では、市民大学講座で学んだことをベースにまちの観光資源に成り得る題材をあげる中で温暖化問題やエネルギー問題に係わる観光資源から歴史ウォーキングのイベントには自然を愛しむ要素やごみを拾う要素などがある一方、会の高齢化問題が深刻であることなども伝えられた。
⑤社会福祉協議会からは高齢化に伴う認知症について広く知ってもらうためオレンジガーデニングプロジェクトの活動報告があり、マリーゴールド等オレンジ色の花を植えて認知症を知ってもらう活動をしていますと天谷さんから報告があった。
準備のための休憩時間には雑紙回収の意義が伝えられ、利用済みのポスターを使った雑紙袋の作り方がPRされた。
この後、第二部では20の団体から簡単な現状報告をしていただきました。
西武文理大学の塚越さんから素晴らしい活動を自分の地域にも広めたいとこのイベントの感想がありました。
みどり公園課によればナラ枯れ被害については広範囲に広がっており伐採が進んでいるが私有地に対策することができないため拡散を防止できない。
一方前向きな対応として伐採した後に植林すれば、若い木はCO2吸収出来たり、木材の工作材や炭にして地中に埋設すれば、土壌改良やCO2埋設できることなども提案された。
高齢化問題等共通する課題に対応するために様々な団体がそれぞれの持ち味を生かしながら常にコンタクトする機会を設けることの重要性も話し合われた。