2016年11月16日水曜日

さやまちゃりんこフェスタに協力しました。

 11月6日(土)まずまずの天気。17名のサイクリストが新狭山公園に集まり、第7回さやまちゃりんこフェスタが開催されました。このイベントは排出ガスゼロの自転車利用の促進になることから「NPO さやま環境市民ネットワーク」が「狭山まちづくリストの会」に協力しています。

第7回目は川越市との境を走り、川越市との文化交流を図りたい狙いがあるようです。

一行は川越・狭山工業団地の市境を走り、太田街道に出ました。大田街道とはこの地に大田村があったことからその名があるとのことです。

急に道幅が狭くなり久保川の橋を渡り、右に折れると私有林の中を走りました。





この森の所在地は狭山市青柳で青下(あおしも)と呼ばれる地区で隣接する住宅地は川越市です。狭山市には森がたくさんありますがここも広大な森で両市民の良いお散歩コースのようです。
森を出ると川越少年刑務所がありました。



ここには少年だけでなく一般受刑者も新たな一歩を踏み出そうと職業訓練に励みその優れた作品が平日なら展示されており、購入ができるそうです。参加者の高橋和昌さんは中新田がご出身でこの辺りのことに大変詳しく昭和44年に川越駅西口から現在地に移転したとき刑の軽い受刑者は歩いてこの地に移動した話や脱走した囚人がいた時の当時の様子を話してくださいました。刑務所の西側道路は狭山市ですが刑務所のご配慮で安全な道を走ることができました。昔はこの辺りは川越まで歩いて通学されたそうです。



刑務所の南はノコギリの刃のような市境で方向感覚が狂いそうでした。





また畑の中に市境が走っているところもあり作物の違いで市境を知るところもありました。
中新田では市境と並行した道路を南下すると不老川と出会いその先の辻に古めかしいマツザキ酒店がありお邪魔しました。



松崎社長によるとこの店は明治20年創業で現社長が4代目だそうで昔は「よろず屋」だったそうで、お酒以外にも日用品を売り、近隣集落の生活を支え明治、大正、昭和、平成と栄枯盛衰を繰り返しながら現在は(株)マツザキとして川越市内の酒店や飲食店に日本全国から集めた美味しいお酒を提供するなどして繁盛しているそうです。16号沿いで川越駅に向かう角の店は支店だそうです。
 (株)マツザキでは裏の森を乱開発から避けるため森を買い市民に自然散策路として開放しているそうです。環境にやさしい酒屋さんですね。



森の中には川越市と狭山市の市境が走っており、手前が川越市で奥が狭山市その向こうの不老川を越えるとマツザキ畑と書かれた農園がありました。


この地は河岸街道に面している辻であることから江戸時代の石仏も多く歴史クラブの稲葉さんに歴史を語っていただきました。庚申塔の説明をする稲葉さん。石像は道しるべでもあったようです。



市境の旅を終え、河岸街道から「あぐれっしゅげんき村」に向かいトイレ休憩をとり一路横田園に向かいました。



横田園ではすでに昼食の準備ができており社長の横田泰宏さんから歓迎のコメントを頂きました。この日のために奥野さんが田中でとれた新米を焚いて、また同じ地元のりとるほっとさんのカレーを頂きました。カレーの出汁は横田園のほうじ茶を使うのだそうです。事前準備には息子の貴弘さんが奔走してくださいました。



食後は新井さんのウクレレ演奏でこの静かな茶園の雰囲気を楽しみました。