10月20日(火)10時 快晴の中、入間川小学校の5年生が田島屋堰上流の河原に集い入間川の環境を学んだ。
川の地形や歴史、地元に古くから伝わる地曳網漁の様子を観察したりして学んだ。
毎年9月、NPO法人さやま環境市民ネットワークでは入間川漁協のご協力を得て入間川についての環境学習支援が行われている。
毎年、川の中に入り、地曳網漁を体験していたが、今年は雨が多く水量が増えて危険なのでこの時期になってしまった。残念ながら気温が低くなり、川に入ることは禁止になってしまったが、入間川漁協の皆さんによるデモンストレーションは大変見応えがあった。
漁協の会長さんから昭和の頃まで入間川には魚がたくさんいて漁師さんもたくさんいたことや、最近ではスポーツフィッシングと称し放流禁止の外来種を放す者もいて在来種が少なくなってしまった。
そして「今でも鮎、はや、ウナギ、ナマズ等の在来種の放流をしています」と教えてくれた。
川面を叩いたり、上流から漁協の皆さんが地曳網に魚を追い込みながら網を狭めていくと魚が姿を現し始め、児童たちの歓声があちこちで聞かれた。
漁の最終段階では投網が打たれ、用意されたタライの中に次々に魚が入れられた。アユが取れる度に大きな歓声が上がった。そして最後にみんなで獲った魚を放流し綺麗で豊かな入間川にしてゆこうと誓った。